子供たちの性格ってこんなに違うもの?

日々の事

はじめに

私には2人の子供がいます。8歳の男の子と5歳の男の子です。

2021年の夏休みは、コロナということもあり旅行に行ったりすることもできていませんが、プールを出したり、博物館に連れて行ったり、人のいないところにキャンプに行ったりと、なんとかおもしろくない夏にならないように工夫しています。

そんな男二人ですが、本当に驚くほど性格が違います。

親も同じで、育ててきた環境もほぼ同じ、おこなってきた教育も同じです。

がしかし、ほんとに同じ親から生まれてきたのか?ってくらい違います笑

長男は、いわゆるまさに長男タイプ。なんでも卒なくこなし、人が嫌がることもしない、習い事にいけば「いい子です」と褒められるThe良い子という感じ。性格は、穏やかでシャイ、思ってることも外ではあまり口に出さないタイプです。

一方、次男はというと、かなり明るく、親が予想していなかったことをして良くも悪くもびっくりさせるタイプ、喜怒哀楽がはっきりしておりわかりやすい。絵を描かせると典型的な絵を描く長男に対して、次男は赤色の亀や青のバッタを描いてみたりと独創性がすごく出ます笑

2人とも愛らしくて最高なのですが、兄弟の性格は他のご家庭も同じくらい違うのか?これはやはり同じように育てているつもりでも親の育て方が少し違ったのか?それとも兄の影響があるのか?気になったので少し調べてみました。

兄弟の性格に関する研究ってあるの?

兄弟間の知能を研究したものは多く見られましたが、兄弟間の性格に関してはあまり報告は多くありませんでした。

日本で検討されはじめたのは1950年代からです。1954年三木・木村らの論文では兄弟的性格差異について報告されてます。

その結果、兄的性格は「自制的」「控えめ」「几帳面」、弟的性格は「快活・社交的」「調子もの」「依存的」と結論付けられました。

うちの子供達のことを言っているんではないかと驚きました笑

また1963・1985年にも依田ら・2002年平林らが2人兄弟・3人兄弟・1人っ子についても同様の研究をおこなっており、そこでは、

長子:自制的・慎重・ひかえめであるが面倒なことは嫌う

次子:面倒臭がらずに仕事に取り組むが、よく考えないので失敗も多い

末子:快活で活動的な反面、甘ったれ、おしゃべり、強情、依存的な性格

1人っ子:おしゃべりで外でよく遊ぶ

と同様の結果でした。

この結果に至っては、うちの子供達を見ながら文章を書いたんじゃないかってくらい一致しています笑

やっぱりうちだけじゃないんだ!

またこの中で、性格の違いが生じる原因として、

  • 親が子供に対して持つ役割期待への相違
  • 兄としての自覚あるいはその重圧感、弟の場合は弟としての解放感や年齢的に幼いことに起因する弟独特の劣等感の存在

が性格の違いを生むと指摘しました。これは2010年にも同様のことが報告されています。

兄弟への役割期待・兄としての重圧感と弟としての劣等感・・すごく難しい問題だ。。

振り返ると、育てている上で確かに思い当たる節があるような気もします。

この研究では、重圧感や劣等感が否定されているわけではありません。

個人的には、差が大きすぎると困りものですが、重圧感と劣等感がいい方向に進むこともあるんではないかと感じています。

人生の先輩パパママから意見をお聞きしたいところです笑

この研究結果は、現在でも考え方自体は変わっていないようです。

性格は上記の理由から出生順によって違いがあるといって問題ないと思われますが、では、コミュニケーション能力(ソーシャルスキル・対人能力)はどうでしょうか?

兄や一人っ子の性格は重圧感・過保護・性格を考えると、コミュニケーション能力は低く、弟は性格も明るくよくしゃべるため、高そうですよね。

しかし、おもしろいことに2010年の研究では、コミュニケーション能力は出生順に関連しないという結果になりました。

まだまだ奥が深そうです。

最後に

思いのほか楽しく色々調べることができました。今、そこら中の人と兄弟と性格について話したくてたまりません笑

雑談の1つとして、明日から誰かに話そうかと思います!

今回調べた中では、遺伝的素因や・男女の兄弟のことについては文献は見つかりませんでした。

またおもしろいことがわかったらまた報告させてください笑

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